夫婦2人旅!北海道一周旅行の全記録♩
「いつかキャンピングカーで北海道を一周してみたいなぁ」夫の夢でした。今回はキャンピングカーではありませんでしたが、自家用車にて2022年4月30日〜5月7日まで車で北海道を一周旅行して来ました。全貌をお伝えしようと思います。写真多めです。お楽しみにください。
1日目:フェリー移動(大洗ー苫小牧〜商船三井サンフラワー号)
北海道旅行が決まった時から戦いは始まっていました!何の戦いかと言いますとフェリーの予約です!車で移動なのでフェリーが予約できなかったら一周旅行が叶いません。もちろんレンタカーも考えましたが夫が新車を購入したので是非自家用車で行きたいと言いまして予約当日に夫がネットと電話を駆使して意地で予約してくれました。
当初は29日に行く予定でしたが個室が取れなかったとの事で30日の出発になりました。当日は夜の19時半に出発なのでのんびりしてたのですが、フェリー側から早めに来て欲しいと連絡があり出発時間を早めて移動することになりました。
ゴールデンウィークです!渋滞も考慮して早め早めの行動にしました。荷物を用意してましたが常に何か足りない気持ちになりますね。私は出発して早々にスニーカーを忘れたことに気づいて慌てて戻りことなきを得ました。
渋滞に巻き込まれずにかなり早く到着してしまいました。そこで、大洗シーサイドステーション内にあるサザコーヒーに入ってみる事にしました。
店内は混み合ってましたが奇跡的には入れました。せっかくなのでオススメの徳川将軍コーヒーをオーダーしてみることにしました。このコーヒーは、江戸幕府15代将軍徳川慶喜が欧米の公使に対してフランス人のコックさんを雇い外交交渉でフランス料理やコーヒーを出していたことから、そのコーヒーを現代風に再現したものだそうです。
とにかくカップがゴージャス!!!キンキラキンではないですか!
コーヒーも独特の苦味がありついでに頼んでしまったモンブランケーキと相性が良かったです。
夫はカフェオレをオーダーしてました。まるでお抹茶茶わんのような器にカフェオレが入って出てきました。クリーミーで美味しかったです。
コーヒーを飲んで休憩してからフェリー乗り場へと行きました。シーサイドステーションから目と鼻の先にあります。すでに多くの車が駐車してました。
車を運転する人以外は同乗できない仕組みなので私は通常の乗り場からフェリーに乗ることになりました。行列でした。
30分以上待ってようやく入れました。個室の船内はこんな感じです。綺麗でした。
窓のない個室です。快適でした。シャワーとトイレと洗面台も付いてます。
食堂は広かったです。なんせ16時間の船旅ですから食事は楽しみの一つであり気晴らしでもあります。
チケットを自動販売機で購入する仕組みです。
大人1人2,000円でした。正直高い!!!と思いました。フェリー初心者だったので後で気づきましたが、慣れてる方はお弁当やカップ麺や冷凍食品を事前に買ってチンしたりお湯を注いだりして食べてました。フェリー内にお湯の出る給湯器や電子レンジが備え付けてあります。
チケットに食事券がついてるとものだと勘違いしてたので、そのような夕食の準備を全くしてませんでした。朝食もしかり。朝食はパスすることにしました。
夕食はバイキング形式でした。早めに行きましたが並びました。オススメは出航前に食べることです。食べ過ぎ注意です。なぜなら、船が揺れると気持ち悪くなるからです。軽めに食べておくのがベストです!
あまり食欲もわかず、早々に食べ終わりデッキに出てみることに。大洗の綺麗な夜景が見えました。その後はひたすら暗い海を航海します。4月下旬でしたが、夜はまだ肌寒く風も少し強かったのですぐに部屋に戻りました。
フェリーのお楽しみのもう一つはお風呂です!大浴場があり、サウナが完備されてました。もちろんシャワーもあります。まるでミニ銭湯みたいな感じでした。船が揺れる旅にお風呂のお湯も揺れて面白かったです。サウナも本格的でしたよ。
ネット環境は全く良くなくてWi-Fiが機能しませんでした。諦めて夕食を食べてお風呂に入って早めに就寝しました。正直、船が揺れて気持ち悪く起きてられませんでした。追い討ちをかけるように深夜に大揺れが続き死にそうになりました。ちょうど、知床のフェリー船が沈没した事件があって間もなかったので船酔いになりながら必死に目を瞑って助かりますようにと祈りながら寝ました。一方隣で寝てる夫はグーグーいびきをかきながら寝てました。その神経の図太さが羨ましかったです。
翌日は、船が大揺れした影響でボイラーが故障し大浴場の入浴時間が遅くなりました。でもちゃんと入れました。そんな事も起きるんだなと思いました。気になる方は酔い止めの薬を持参すると良いと思います。
2日目:苫小牧ー小樽
翌朝は5時に目が覚めました。船の大揺れは何処へやら?すっかり穏やかな海になってました。到着は13時30分なので恐ろしく時間があります。お風呂に入って売店が開店するのを待ちコーヒー買って飲みながらのんびり過ごしました。段々とお腹が空いてきましたが苫小牧で美味しいランチを食べよう!と思いグッと我慢し続けました。
ネットで調べた結果、苫小牧のぷらっとみなと市場の海鮮丼のお店に行くことにしました。残念ながら北海道到着の初日は雨でした。
お目当のお店は完売してしまい閉店してましたが、他のお店は空いてました。ウニの値段が高騰してるらしくお高めでしたが、とっても美味しかったです!!!海鮮は選べます。ウニ、カニ、イクラ丼にした夫の海鮮丼です。食べてすぐに小樽に向かいました。小樽が本日の宿泊先です。
小樽の宿泊先ーOMO5小樽
OMO5小樽by星野リゾートに泊まりました。YouTubeを見ていつか行ってみたいと思ってたお宿でした。星野リゾートのOMOシリーズは都市観光に特化したカジュアルホテルです。数字によりどんなホテルかわかります。
OMO1 | カプセルホテル |
---|---|
OMO3 | ベーシックホテル |
OMO5 | ブティックホテル |
OMO7 | フルサービスホテル |
出典:https://www.qoonest.co.jp/2022/01/28/life/16935.html
客室はこんな感じです。ビジネスホテルのような佇まいですがオシャレでシンプルで機能的でした。ぐっすり眠れましたし居心地最高でした。船疲れをここで癒せました。
表示もシンプルでカッコいいです。
一階にはスパがあります!大浴場で湯船にしっかり浸かれます。湯上りには二種類のドリンクが飲めるように配置されてます。おもてなしが行き届いてます。
廊下も重厚感があります。歴史的建造物のリノベーションですから。
小樽市内を散歩
折角なので、小樽市内をブラブラと散策してみることにしました。
小樽駅です。大きな駅ですね!
旧手宮線は北海道の最初の鉄道でした。明治政府は日本の近代化をはかるために北海道の豊富な石炭の輸送と開発を目的として鉄道建設に着手しました。北海道の鉄道はアメリカの技術によって進められアメリカから蒸気機関車も輸入されたそうです。
小樽の運河沿いをひたすら歩いてみました。ゴールデンウィークでしたが雨のせいか人手は少なかったです。
北海道といえば!びっくりドンキー!リノベーションした建物で趣がありました。
小さな一角には居酒屋さんがひしめきあってました。
六花亭は閉店してました。残念!
当時の建物が残ってるって素敵です。
小樽での夕食
ブラブラ散歩してたら夕食の時間になりました。宿泊者しか入れないレストランで夕食です。スペイン料理でした。とてもオシャレなレストランでテンションが上がりました!赤と黒を基調としたシャンデリアが素敵でした。
前菜の生ハムです。盛り付けもセンスがありました。ドリンクは飲み放でした。赤ワイン、白ワイン、サングリア、シャンパン、ソフトドリンクがありました。
この空気の泡をスプーンでつつくと割れてガスパチョが出てきます!
タパスを5種類選べます。
これはミニライスコロッケです。
タコの前菜
欲張って最大限まで取ってきました。おつまみとして最高でした!お酒も進みます!
メインはお肉とオススメのニシンのパエリアをオーダーしました。2人でシェアして食べました!お肉が赤身のお肉でジューシーでとっても美味しかったです。
ニシンのパエリアはお米に旨味が凝縮されてました。
最後はデザート!どれも美味しそうで迷いまくりです!
結局欲張りました(笑)
お腹いっぱいになり、むしろはち切れそうになり、お風呂に入ってぐっすり眠りました。不思議ですが、あんなに食べたのに、翌朝はしっかりお腹が空いてるのです。
小樽での豪華な朝食!
お目当の朝食です!!!
まず、目に入ってきたのが可愛いミニパン!!!目で楽しませてもらいました。
トマトとニンニクソースのバゲッドに生ハムが乗ったもの。
ミニお寿司!!!映えます!!!
他にも、小樽の市場で買い付けた漬物や地元の朝ごはんが並んでました。欲張って少しづつ取ってきてしまいました。
店員さんオススメのチュロス!チョコレートソースをつけながら食べます。コーヒーとマッチして絶妙な甘さでした。朝からテンションMAXで幸せ〜♡
3日目:小樽ー稚内〜日本海オロロンラインを北上し最北端の宗谷岬へ
ついつい欲張って美味しすぎる朝ごはんを食べ過ぎました!今日は長距離ドライブです。小樽から日本海オロロンライン(日本海の海岸線)を北上し日本の最北端の街である稚内を目指します。有難いことに雨は上がり晴れました。
雲が近くて北海道だなぁと感じました。道はひたすら直線で自動運転がかなり役立ちました。旅行中は夫が全て運転してましたが自動運転がなかったら相当疲れてたと言ってました。空がとっても近くて気持ちの良いドライブでした。
道の駅 るもい
休憩を兼ねて、道の駅に寄り道することにしました。滞在中は本当に道の駅にたくさん寄らせてもらいました。どの道の駅も個性豊かでおいしそうなものがたくさんありました。
ちなみに、「るもい」とは、アイヌ語のルルモッペが語源です。ルルは(汐)モは(静)ヲッは(ある)ペは(水)のこと。 「汐が奥深く入る川」という意味で、留萌市を流れる留萌川から名づけられているそうです。可愛い名前だなと思って調べてしまいました。
留萌市は、塩数の子の加工生産量が日本一です。数の子に由来したゆるキャラの「KAZUMO」ちゃんが可愛かったです。
休憩してから、ひたすら日本海側を走り続けました。
日本海をひたすら左手に見ながら北上しました。
念願のセイコーマートが見えてきました。セイコーマートは北海道最強と言われてるコンビニエンスストアです。旅行中は本当にお世話になりました!独自に開発した商品や店内調理されたお弁当などバラエティ豊かでした。
ホットシェフでは店内調理され出来立てを食べれます。
セイコーマートは北海道にしかないと思ってましたが、茨城と埼玉にあるそうです。
小平町
小平町のゆったり館前にある恐竜のオブジェを発見したので寄ってみました。広大な敷地に突如として現れたので迫力がありありました!ゆったり館からさらに少し下ると日本海をさらに間近に感じられる場所にたどり着けます。
にしん街道と番屋
程なくして、にしん街道の道標を発見し寄り道することにしました。
道標の反対側に、道の駅おびら鰊番屋があります。鰊そばを食べたかったのですが、朝食を食べ過ぎてお腹いっぱいで断念しました!
とってもかっこいい外観と内観でした。
せっかくだからと、旧花田家の番屋を見学しました。当時のニシン漁がいかに盛んだったかを物語っていました。出稼ぎ漁夫のことを「ヤン衆」というのも初めて知りました。
寄り道ばかりしてると時間が無くなりそうなので車に戻りいざ!出発!ライダーさん達が多かったです。
巨大なペンギンのオブジェが出てきました!!!
このオブジェは、「オロロン鳥」だそうでして、ペンギンではなく「ウミガラス「というカモメに近い海鳥で飛ぶこともできるそうです。なんと!絶滅危惧種に指定されているとても貴重な鳥だとか。
106号線沿いの風力発電を発見!これが圧巻でした!!
まるで外国にいるような気分でした。ひたすら夫がライカのカメラでシャッターを切ってました。夫曰く、この場所が一番印象的だったそうです。ナウシカに出てきそうな風景でした。
サロベツ湿原
続いてサロベツ湿原へ行ってみました。世界的にも重要な湿地として認められてます。
1万年ほど前、サロベツ周辺は海とつながる大きな湖でした。 そこに生えた植物が枯れて、分解されないまま泥炭となって積み重なり、 6千年以上の年月をかけてできたのが今の湿原です。 栄養の乏しい高層湿原では、厳しい環境に適した様々な植物が次々と花を咲かせます。 また、春と秋にやってくるオオヒシクイをはじめ、多くの渡り鳥がやってくるなど生き物の宝庫であり、 世界的にも重要な湿地(ラムサール条約湿地)として認められています。
しかし!まだ新芽は全くなくて枯れた草のみでした。
これはこれで広大な景色を楽しめました。ぜひ新緑の時期に行ってみたいものです!
水芭蕉や草花がチラホラと咲いていました。もうすぐ緑一色になるのでしょうね。5月初旬の時期はまだ早かったようです。
朝ごはんで満腹になってランチはスルーしてたので、小腹が空きました!地元の牧場のミルクを使った濃厚ソフトクリームを食べました。お腹にしみました^^
稚内市
車を走らせて1時間弱で稚内市内に到着しました。
日本最北端の駅である稚内駅です!!!
室戸岬
夕日に間に合うように日本最北端の室戸岬へ。なんとか間に合いました!
ここが日本の一番北と思うと感動とともに達成感が押し寄せてきました。今度は最南端に行ってみたいなぁという気持ちが湧いてきました。
稚内の宿泊先
稚内の宿はTHE STAYです。稚内駅の目と鼻の先にあります。
共用スペースでご飯を作ってたり、飲食ができますしお茶やコーヒーを自由に飲めます。普通の家を改装したような感じでした。
学生の頃は全く気になりませんでしたが、アラフォーなので隣の声や物音が気になりました。防音はあまりしっかりしてませんでした。ライダーの方達や学生が多く宿泊してるようでした。
受付のスタッフさんはとても気さくで人懐こく、質問したら色々と答えてくれる安心がありましたよ!オススメのお店も教えてもらいました。
お部屋はこんな感じです。
夕食は近所の居酒屋さんで食べることにしました。ジンギスカンのお店に行きたかったのですが、まさかの満席!気を取り直して適当に居酒屋さんに入ることに。タコのザンギやタコの刺身など地元の料理を堪能できました。おいしかったです!
稚内で食べたラーメン
締めのラーメンを食べたくなり、ラーメン屋さんを探しましたがどこの閉店してました!残念!
探した結果、唯一開店してたラーメン屋さんに入ってみました。広宣
ここのお店の名物はチャーメン(あんかけ焼そばみたいなもの)だそうでしたが、普通のラーメンが食べたかったので私は醤油ラーメンで夫は味噌ラーメンを注文しました。寒かったのでお腹が温かくなり満たされました。
4日目:稚内ー網走ー知床
北海道4日目に突入しました!4日目は早朝4時半に出発することになってました。眠い目をこすりつつ起きて支度してコーヒーを入れていざ出発です!稚内は特にだと思いますが天気が変わりやすく夜は雨が降ったり止んだりとコロコロ変わります。出発時は雨でした。
走っているうちに段々と晴れてきましたが曇りでした。
見渡す限り、ジャガイモ畑の種付け前のような景色が広がっていました。
北海道の道路脇には常にフキノトウが生えてました。珍しくもなんともないように沢山生えてました。積んで帰りたくなりましたがやめときました。
紋別
休憩がてら、紋別市に寄ることにしました。紋別といえば!流氷とカニです!!!カニ爪のオブジェは圧巻でしたー!
ルンルンでカニポーズ♩(笑)
笑ってますが、めちゃくちゃ寒かったです!!!
せっかくカニの町に来たので、カニを買っていこうということになりました。カニを買ったお店はこちらです!マルイチ水産
一階で購入した海産物を二階の炉端焼きで食べることもできます。朝ごはんも食べれますよ!
正直札幌で買うよりかなり安かったです!社長さんに伺うと「当たり前だよぉ!札幌行くまで何社の仲買が入ってる思ってるの!?」と言ってました。なるほど。カニの世界もシビアでございます。買ったカニは直送してもらい帰宅してから美味しく頂きました。本当に美味しかったのでカニが食べたくなったら、通販で直接購入しようと思ってます。オススメですよー!
カニ爪オブジェのすぐ側にはオホーツク紋別という道の駅があります。ここでは−20度の厳寒体験ができます!絞ったタオルを渡されてマイナス20度の部屋で振り回すとすぐに凍ります!ダウンは無料で貸し出しして貰えるので体験してみましょう!楽しかったです。
白くまさんがお出迎えしてくれます。紋別ではガリンコ号で流氷の海を観光できますよ。冬のシーズンに行くべしです。
北海道に来ると北方領土が身近に感じられます。
網走でランチ
寄り道をそこそこに出発!ひたすら車で移動しました。網走に入ったところで、朝ごはんを食べてないのでお腹がすいたので早めのランチをすることにしました。網走で人気店の寿司ダイニング月へ。
開店して30分経ってましたが満席でした!15分くらい待って席に案内されました。人気店です!
お寿司はどれも美味しかったです。海鮮丼は食べましたがお寿司は北海道に来てから初めて食べました。ウニが濃厚で美味しかったです。
ザンギ巻き!北海道ならではのお寿司!
糖分は必須(笑)クリーム白玉を食べました。
網走監獄
お腹いっぱいになり目指すは網走監獄です!!!とうとうやって参りました!実は途中、間違えて網走刑務所に行ってしまいました。間違う人が多いみたいで両脇の立て看板の注意書きをみて間違いに気づいた次第です。
網走監獄についてはこちらです。
博物館網走監獄は、明治以来、網走市と深く関わりを持っていた網走刑務所旧建造物を保存公開する野外歴史博物館です。網走国定公園の景勝天都山網走湖側に位置し、敷地面積は約東京ドーム3.5個分に相当します。ユニバーサルミュージアムを指標に、日々施設充実を目標に地域に根ざした活動を進めています。
貫禄があるというか物々しい雰囲気を醸し出してました。
私たち夫婦はポーランドのアウシュビッツ収容所や広島長崎原爆記念館など様々な歴史的に悲惨な出来事をとどめた施設を人より多めに訪れてると自負してます。世界的に見ても網走監獄はかなり特別な場所だと思います。
至るとことに蝋人形が置いてありドキッとします。
この食堂は閉鎖されてましたがもう一つの食堂は開店してました。
いよいよ内部です!!!
非常に狭い空間の部屋でした。
夫からの要望でやってみました(笑)
監獄内にある食堂です。普通に食べれます!
この日のメニューはこちらでした。
蝋人形の囚人(オレンジ色の服着てます)がシュールでした(笑)
広大な敷地で歩いてるだけでも汗をかくほどでした。
フキノトウと桜のコントラストが綺麗でした。
こちらは独房です。真っ暗闇で狭い狭い空間でした。こんな所にずっと閉じ込められてたら其れだけで気が狂いそうな気がします。
網走は冬になると-30度にもなる過酷な環境だったそうです。その環境下と質素な食事で亡くなる人が多かったそうです。さらに、囚人達は移動式の監獄で主に北海道の道路の開通に従事したりロシアの脅威に備えるために最前線に立たされたりして亡くなって行きました。つまり囚人たちなくして開拓はなかったという事です。開拓の闇を見た気がしました。
帰りは夫とともにどんよりした気持ちになり体も重くなり疲れが出てました。今までリアルに知らなかった歴史の闇でしたが、やはり現地に来て自分の目で見るからこそしっかりと胸に刻まれるんだなと実感しました。
知床
気を取り直して知床へ向けて出発しました!
見えてきたのは大きな岩のような山でした。
これはゴジラ岩!本当にゴジラのような形をしてます。この近くに沈没船の事故があった遊覧船乗り場がありました。未だに報道陣がいてまだ事故は完全に収束していないとまざまざと思い知りました。
絶景!!!
この絶景からさらに登っていくと知床自然センターがあります。
ノースフェイスお店もあり登山グッズが充実してました。
カフェもあります。
知床1日目の宿泊先
知床1日目の宿泊は、ホテル季風クラブです!
ランドリーもあり洗濯もできるのが嬉しいですし、電気自動車の充電もできます。落ち着いたアットホームなホテルでした。予約すれば個室の露天風呂も入れます。
夕ご飯も美味しかったです。自分で揚げる串カツが新鮮でした。
朝ごはんも丁度良い量でした。少しづつバランスよく食べれて幸せでした!
5日目:知床を満喫!!
今まで一泊でしたが、憧れの知床に来たので二泊三日にしました。
憧れの知床です!知床をトコトン満喫したいと思ったのとこの時期はヒグマが出やすいということでベテランガイドさんのツアーに参加することにしました。「星の時間」申し込みは行きのフェリーの中で申し込みましたが大丈夫でした!急な参加に対応して頂き嬉しかったです。ガイドの綾野さんはこの道30年のベテランガイドさんで非常に頼もしかったです。どんな質問にも答えてくれますし星にも詳しい方でした。
私たちは知床1日ツターに申し込みました。午前は知床国立公園をトレッキング。午後は知床五湖のうち二湖を散策。夜は星空観測という盛りだくさんの内容です。
知床国立公園
朝9時半に知床自然センター前に集合です!あいにくの雨でした!残念ですが準備は万端にしときました。ちなみに
100円ショップで購入した雨合羽が役立ちますので雨の日ように常備しておくと重宝しますよ!
アイヌ語で「地の果て」を意味する「シリ・エトク」を語源とする知床は、まさに日本の最東北端に位置します(北方領土を除く)。
知床国立公園は、火山活動や流氷などによって形成された険しく雄大な景観と、野生生物の豊かさに特徴づけられます。特にヒグマやシャチなどの大型哺乳類や、絶滅の恐れがある大型の猛禽類も多く生息し、それらを頂点として、様々な野生動物が相互に関係しあい、色濃く息づいています。
こういった生物の多様性と海・川・森の生態系のつながりが評価され、平成17年7月には知床は世界自然遺産に登録されました。
最初は道路沿いの道を10分ほど歩いてから獣道に入ります。そこからひらけた自然が出てきます。
早速、野生の鹿を発見しました!耳にたぐたついてるのは生態を観測するためだそうです。こうして自然は守られてます。鹿の繁殖期は9月下旬~11月で、出産期は5月下旬~7月上旬だそうです。動物は雨の日はじっとしてるイメージがありましたが関係なく外に出て草を食べるようです。
ワニに見える木。写真スポットだそうです。
これはヒグマが爪で痕をつけた印です。これで相手の熊にマウントをとってるのだそうです。体格や大きさが判別できます。勝ち目がないとわかった即座に退散です。そして、オスのヒグマはカラダの木に擦り付けて匂いをつけるそうです。その匂いにつられてきたメスのヒグマが匂いを気に入ったら匂いをたどってオスと巡りあい交尾して繁殖するとのことでした。
ヒグマの子育て期間は2年!この期間に母グマが様々なことを教えます。2年すると子供達は自然に独立していくそうです。オスグマはなるべく遠くに行き、メスグマはあまり離れた場所にはいかないそうです。そうすることで自然と血が濃くなるのを防いでいるんだとか。
これはクマゲラという鳥の痕です。クマゲラがいる木はシロアリがいるそうです。
絶景ポイントに到着しました。ここからさらに歩きます。
この断崖絶壁の場所にヒグマの冬眠した跡があったそうです!
またしても、野生の鹿を発見しました!黙々と草を食べてました。出産の時期が近づいてるそうです。
鹿のフンです。このフンが黒いうちは近くに鹿がいた証拠なのだそうです。白くなったらかなり時間が経過してるのだそう。面白いですね。
鹿の群れを発見!北海道、特に知床では鹿はもはや珍しくもなんともなくなります(笑)
午前中はずっと雨だったのと寒さでかなり体力を消耗してしまいました。夫は午後はキャンセルしたいと弱気な発言まで!私はせっかくだから参加したいと申し出てとりあえず参加する方向で決着!(やれやれ)ランチはとにかく温かいものを食べたいと思いラーメンにしました!混んでましたが少し待って入れましたー!
このラーメンで生き返りました!少し休憩したら体力も回復したのでホッとしました。午後の知床五湖に向けて出発です!
知床五湖
寒さで冷えた体を美味しいラーメンでエネルギーチャージしたので知床五湖へ向かいました。一本道です。
この公園に入る前に事前にヒグマに対するレクチャーを受けます。15分くらい。そうしないと公園内には入れません。とにかくヒグマに出会ったら先ずは静止する!決して背中を向けて逃げないこと!ゆっくりヒグマが歩いて行くのを見届けるのみ。逃げることで追いかけて行くので、慌てず静かに立ってれば大丈夫とのことでした。
雨は降ったり止んだりの曖昧な天気でした。霧で見通しは全く見えませんでした。それも貴重な体験でした。
鹿発見!
水芭蕉はヒグマの好物だそうです。ただし花に毒性があるようなのですがヒグマには大丈夫とのことでした。
やはり何も見えませんでした。これはこれで風情がありました。
知床2日目の宿泊先
知床2日目の宿泊先は 知床第一ホテルでした。海が一望できるお部屋で広々としてゆっくりできました。夕食と朝食はどちらもバイキング形式でしたが、お料理のクオリティが高いです!!!ついついあれもこれもとなりがちでお腹がいっぱいになりました。和洋中なんでもあり!カニラーメンがその場で作ってもらえてこれも美味しかったです。食べ過ぎ注意です!!
朝食のほうれん草のフレンチトースト!美味しかったです^^
6日目:釧路ー阿寒湖
旅もいよいよ終盤に差し掛かってきました。早朝から出発して釧路に向かうことに。根室に行こうかかなり迷いましたがあまりにも遠すぎるので断念しました。少しのんびり出発できたので身体は楽でした。そして快晴の天気に恵まれ気持ちも晴れやかでした。
ドライブ中の景色が最高のご馳走でした。
向かった先は釧路の台所と言われている和商市場です。
この市場の名物は何と言っても「勝手丼」です!勝手丼を探して市場内へ。ありとあらゆるお店がありました。主に海産物屋さんが多かったように思います。思わずキョロキョロと目移りしてしまいます。
勝手丼のお店発見!色とりどりのネタが所狭しと並べられてました。
何をのせようか迷います。迷った時はお店の人にオススメを聞くと親切に教えてくれます。
勝手丼作成には、まずはご飯と味噌汁を別のお店にて調達します。お店の人が誘導してくれます(笑)当然、カニ汁と酢飯を注文しました。
勝手丼のネタのお店に戻り、ネタを注文します。お店の人が丼の上に綺麗にネタを並べてくれてお会計するシステムでした。フードコートにように席が並べられており空いてる席で頂きます。
これが私達の勝手丼です!!!
意外と高かったです。合計3000円くらいだったと思います。
かなりお腹が満腹になりました。そして、釧路といえば「ザンギ」です!いわゆる鳥の唐揚げです。北海道のザンギと関東の唐揚げは違うそうなのですが試してみたいと思ってました。お腹はパンパンでしたがザンギのお店へと向かいました。
釧路名物ザンギを求めて(ジョイパックチキン)
満腹なお腹をさすりながらも、せっかくなので釧路のソウルフードとして有名なジョイパックチキンに来ちゃいました。
カレー味がスタンダードだそうだったので、カレー味のセット(ポテトとドリンク付)をオーダーしました。お味は、うーん。普通のカレー味の唐揚げでした。地元の方は幼い頃から慣れ親しんでるので非常に美味しく感じるのかもしれませんね。開店と同時にテイクアウトで買い求めるお客さんが後を絶ちませんでしたから。
思い残すことはなし!ということで阿寒湖へ向けて出発しました。
阿寒湖
阿寒湖は淡水湖として北海道で5番目に大きな湖です。ヒメマスが生息し、冬は全面凍結し、ワカサギ、スケート、スノーモービルが盛んいなるそうです。サムラール条約で登録湿地となっています。
とても美しい湖でした。景色が圧巻でした!
空気が美味しかった!
阿寒湖アイヌコタン
私が北海道に来てかなり楽しみにしてた場所がココです!阿寒湖アイヌコタン
コタンとはアイヌ語で「集落」を意味するそうです。
きっかけは遺伝子のルーツを調べたことです。私はシベリア出身なのですがアイヌとも関わりがある遺伝子のようでした。この場所に来るのをとてもワクワクしてました。
アイヌの人々の世界でフクロウもまた特別な存在のようです。 アイヌ語ではシマフクロウの事をコタンコロカムイ=村を守る神と呼び、夜になると起きてジッと村を見守り偵察してくれる守り神としてみていたようです。だからでしょうか。フクロウの木彫りをたくさん見かけました。
ポンチセとはアイヌ語で小さな家という意味だそうです。
アイヌの神様が祀られてます。
せっかくなので中に入ってみました。
アイヌの人々にとって鮭は捨てることがないカムイ(神)の恵み!
街並みです。このように木彫りの可愛い外観のお店が所狭しと立ち並んでいました。
見てるだけで楽しくなりました。
アイヌコタンに来たら絶対に見たい!と思ってた「イコロ」へ!
「ロストカムイ」をとても感動的な上演でした。予約なしで入れます。アイヌコタンに来たら是非!観てください。オススメです!
阿寒湖で泊まったお宿
ロストカムイを見終わったところで、早々に宿に行くことにしました。夫が北海道で泊まる最後の日だからということで、とてもゴージャスなお宿を予約してくれました!あかん鶴雅別荘鄙の座
エントランスではいきなり存在感のある豪華な木彫りのフクロウがお出迎えしてくれました。
エントランスはとても広々としてます。
このように草鞋がディスプレとして置かれてました。萌えます!
広々としたロビーには木彫りの置物が展示されておりとても楽しめました。
開放感のあるバーラウンジです。
おもてなしのゼリーとお茶が出されました。素晴らしい阿寒湖の景色を見ながらのんびり頂きました。
とっても精巧にできてますよね!
ヒグマの春夏秋冬が展示されてました。
一息ついたところで、お部屋へと案内されました。
廊下を歩いて一番角のお部屋でした。
お部屋にたどり着くまでにちょっとした廊下があります。
露天風呂付きの豪華なお部屋でした!とっても広い!!!
冷蔵庫のドリンクは飲み放題でした。嬉しいサービスです!
アイスも入ってましたよ(とうきびアイス)
マッサージチェアが嬉しかったです。
阿寒湖を眺めながら露天風呂に入れます
夕食
泊まったお宿での一番のお楽しみは夕食です。レストランの個室に案内されて頂きました。
期待しかないお食事です!この土鍋は白味噌鍋でした。
乾杯しながらゆっくり頂きました。幸せー!
お腹いっぱいになりながらも頂きます!
お肉も丁度良い量でした。
締めのご飯は山菜ご飯でした。
デザートは夫のぶんもしっかり頂きましたよ!
こちらはプリンでした。
朝食
あんなに食べたのにお腹は空くのか!?と思ってましたが、しっかり空いてくれました。品数豊富で豪華な朝ごはんです!
右側の木箱は海苔です。炭が入っていて炙ってありました。とても贅沢な朝ごはんでした!
定番の卵焼きやお魚が嬉しい!ご飯が進みます!
なんと!いくらは食べ放題でした!ご飯はお代わり自由!
さすが北海道!太っ腹です。しっかりいくらを温かいご飯に乗せて頂きましたよ。
朝ごはんしっかり食べて満腹です。締めのデザートとコーヒーを頂いて出発に備えました。
7日目:帯広ー苫小牧
いよいよ、本日は北海道最終日!帯広に向けて出発しました。この日は日中が35度になる予想とのこと。寒さ対策の格好しかしてなかったので知床で購入した「知床とこさん」のTシャツがあって良かったと思いました。ちなみにこの知床とこさんのグッズが可愛くて!結構ツボでした。
青くて爽やかでどこまでも果てしなく広がる青空を地元では「とかち晴れ」というそうです。本当にどこまで澄み切った青空でした。
道の駅 おとふけ
帯広に入ってまず目に付いたのが「道の駅おとふけ」です。広大な敷地と駐車場が整備されてました。新鮮な野菜コーナーやイートインスペースがあり目移りしました。
この道の駅の名物は、朝の連続テレビ小説の「なつぞら」のロケセットがそのままの形で見れることです。個人的にずっと観てたので懐かしかったです。
雪月もしっかりありましたよ!
十勝産小麦が有名です。帯広には様々なお菓子屋さんがたくさんあります。小麦とバターがありますから最強ですよね。
六花亭本店
帯広に来たら行きたかったお店!六花亭本店です。
お土産購入の最終日だったのでたくさん買い込みました!二階は喫茶ができます。
店内でちょっとしたお菓子を頂けます。コーヒーは無料でした。サービスが嬉しかったです。
マルセイアイスサンドが絶品でした!
帯広ランチー元祖豚丼ぱんちょう
六花亭本店から歩いてすぐの場所に、元祖豚丼の「ぱんちょう」があります。つまり帯広駅前です。
開店前に行きましたが、すでに人が並んでました!やはりゴールデンウィークですね!日陰がないので並んでると本当に暑い暑い!!
メニューは、松(930円)、竹(1030円)、梅(1130円)、華(1330円)になってます。つまり、豚丼一種類のみと潔いのです。値段は豚の枚数によって決まってるそうです。お腹がそれほど空いてなかったので竹のご飯少なめとなめこ汁を注文しました。
美味しかったのですが、いまひとつ、パンチが!タレをもっと多めにしてもらえると良かったかも!?等と思いました。
幸福駅
お腹も満たされたところで「幸福駅」に行ってみました。文字通りの場所でしたが、なんだか開放感で溢れてて感動しました。
幸福駅にたくさん貼ってあるのは幸福切符です。これに願いを書いて訪れた人は貼っていくんです。
私たち夫婦もしっかり書いて貼らせていただきました!この切符は売店で売ってます。
実際に使用されてた旧国鉄の幸福切符は売店で言えばキーホルダーにもしてもらえますよ!なんだかワクワクしちゃいました。日付も選べるので伝えてくださいね。
どこまでの続く「とかち晴れ」でした。
ばんえい牧場十勝
せっかくなので、ばんえい牧場十勝を見てからと思い行ってみたら閉鎖されてました。コロナの影響のようでした。
丁度良いタイミングで職員さんがいたので、職員用の通用口から入らせて頂き本当に少しだけ、お馬さんを間近でみれました。
この子達は出産間近のようでした。「こんにちは!」と挨拶したらゆっくりと近づいて来てくれました。感動!(涙)元気な仔馬を産んでね!
苫小牧フェリーターミナルへ
帯広を後にして、苫小牧フェリーターミナルへと向かいました。行きは作戦の失敗でお弁当を買うのを忘れてしまったので、セイコーマートでお弁当を買ってフェリー内で翌日のランチを食べる作戦です。(朝は食べない派)
とりあえず、本日の夕食として味噌ラーメンを食べることにしました。当初の予定ではジンギスカンでしたが、お店の開店時間がフェリーの時刻と全く合わず断念しました。
フェリー近くのラーメン屋さんで探して入ったのが「ラーメン山岡家」私は北海道で初めての味噌ラーメンです!麺にコシがあってとっても美味しかったです。チャーシュー味噌ラーメンにしたのでお肉たっぷりでした。北海道にきてラーメンばかり食べてる気がして来ました(笑)
お腹を満たしたところで、手続きをして、フェリー乗船へと急ぎます。
また16時間かけて大洗に帰ります。
今回のお部屋は窓があり、とっても広々としてました!テンションが上がります!!
窓からは海が見えて景色も良かったです。ただし、やはりWi-Fiが繋がらないのでロビーに出ないと無理でした。それが難点ですね。
苫小牧の石油コンビナートです。出光の石油タンクがありました。
素晴らしい夕日に見送られながら北海道を後にしました。またいつか一周旅行できますように!!!
女子旅のご参考にしてくださいね♩
過去2年間で旅した場所をまとめてます。旅のご参考にして頂けたら嬉しいです。
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